非常に神経ばかり使った往来相場。株式市場ではＰＫＯの噂が海外で流れていたが、なんでもいいよ、多少なりとも回復してくれればね。日本という国は為替でも株式でも国がコントロールできると考えている不思議な国。アメリカの雇用統計に最大注目という声も多い。前日のＦＯＭＣ後の波乱相場のようになるかも知れず、目を離せない。（２月１日。金曜日。テレビ記念日。）

神宮外苑にある和食の店が閉店ということで出かけていった。私にはいつも空いていて静かな店だったのでお好みであった。まことに残念至極。一階が自動販売機なんか置いてある休憩所だから、まさかその上に立派な店があるなんて誰も気がつかない。また、最近は銀座、青山、とか繁盛している地域が移動しているから信濃町辺りは閑散としている。閉店の日に行くと良い事もあり、高級ワイン２本を無料にしてくれた。無料だと飲みすぎるせこい私はそのために事務所に戻っても眠りほうけていた。

新規会員募集：若干名。お申し込みは２月９日まで。

引き続き、東京市場と欧米市場はコインの表裏。なんでそんなに違うことばっかりやっているんだろ。東京勢も売りたいなら指値しておけばいいのに、下売ったところを欧米勢が必ず買う、なんてことを数日繰り返している。ＦＯＭＣのことを皆騒ぐからＦＯＭＣまで皆何もしないのかと思っていたら、ゴチャゴチャいろいろやるもんでイラついたね。後２時間程度で発表だ。（１月３１日。木曜日。そばの日。）

母べえ：先日見に行った。私が昼間映画を見るときは、大体２−３割程度しか客はいないんだよ。それがもうびっくりだよ。平日なのに７５％は入っていたね。当然ながら高齢層が多いのだが、若いのも多少いた。コンビニで前売り券買うと安いからいつもそうしている。各誌絶賛していたから見に行ったんだけど、吉永小百合でなかったら、あれほどの集客力があったかなあと思う。吉永小百合の若い時の映画を見て、うーむ、世の中にこんな美人がいるものかねえ、と唸ったものだ。中年になっても美貌は衰えなかったけどね。彼女のこと、嫌いという人は日本にはいないのではないか？無関心とかいうのはいると思うけど。中年以上では圧倒的な人気だろう。今回の役もすごく光っていたね。子役たちもすばらしかった。

暗い映画は見ないという人がたくさんいるんだけど、そういう人たちは無視して、やっぱり、この手の類は発信し続けないとならないと思う。今、検察や警察の暴露本などがよく出ているけど、そういう国家権力というのは時代を超えて、いつ我々個人に襲い掛かってくるかわからない。だからこそ、権力をもったものたちはどういう連中なのかを見ておかないとならない。司馬遼太郎が、あの時代は日本ではないと書いていたが、あの時代は現実にあったのだよ。今思い出したけど、例の防衛次官が権力の怖さを知ったとかのたまわっていたが、よくいうよ、あんたも国家権力側だったじゃないか、ってね。

東京の円買い、欧米の円売りって珍しい構図。行ったり来たりしているだけのくだらない相場。皆ＦＯＭＣを待っているのだろう。下げない予想もあるらしいけど、まさかね、０．２５は当たり前なんでしょ。（１月３０日。水曜日。暖かい日。）

DEEP THOUGHTS BY MEN WHILE FISHING

Two men are out ice fishing at their favorite fishing hole,   just fishing quietly and drinking beer.
Almost silently, so as not to scare the fish, Bob says, "I think I'm
going to divorce  my wife - she hasn't spoken to me in over 2 months."  

Earl continues slowly sipping his beer, then thoughtfully says,

"You better think it over - women like that are hard to find."

全く何やってんだかなあ、っていう往来相場継続中。円相場と株式市場はさらに連関性が途切れてきている。株式市場は、アメリカの下げを嫌気して、アジアは暴落的。そしたらアメリカは今上昇中だもんね。あほらしくて見てられんなあ。中国が急落したからまたバブル崩壊の話が出てくるし。ユーロ円は１５２円に落ちて、１５９円に戻して、１５５円に東京が突っ込んだら、欧米はあかんべをして１５８円。まったく冗談みたいな悪質往来。っていうわけで文句ばっか。（１月２９日。火曜日。普通の日。）

マクドナルド、コナカ、ビッグカメラ：今お騒がせの店長問題。肩書きがどうのこうのでもめている。そうなると、うちみたいに勝手に肩書きをつけてもいい会社はどうなってしまうのであろうか。しかし、これらの会社は皆大きな会社なんだろ。街の中小企業じゃないわけだよ。そんな儲けばかりに走ってどうすんだよ。マックの店長なんか、一日１３時間とか１５時間とか働かせられるらしいじゃない。それで過労死した店長がいるんだって？だったら、課長手当とか、特別ボーナスとか、店の売り上げにそって報奨金をやればいいのにね。これらの会社が赤字で火の車なら仕方ないと思うが、儲かっているならちょっと真面目にやれよと言いたい。日本の会社って、いつからそんなに社員を冷遇するようになったのかね？アメリカの真似をするならアメリカの良いところも真似しないと。っていうわけでこれも文句ばっか。

木曜、金曜と大きな往来相場となった。大きな往来相場ではドタバタやる人は大体やられる。問題は往来になるのかならなのかわからないことである。なんて言ってもねえ。そういうわけで、前日円売りを仕掛けたファンド連中は金曜は投げにまわった。買っている面々と売っている面々が同じようなところであった。いまだにこんな低金利になってしまった米ドルをロング維持する人の気持ちが理解できない。高い金利だったから、円キャリーしていたんじゃないの？（１月２６日。土曜日。すげえ寒い朝。）

医者：今まで行ってたお医者は、どうも４年も通っている重要顧客である私を大事にしているとも思えないので、やーーめたのである。同じ薬を出しているだけなんだから楽で儲かる患者ナンバーワンだよ。それで事務所の近くでなく、地元の医者を探した。焼肉屋のおばさんが大通り沿いのお医者がいいと言うので行ったのである。うん、なかなか良かった。薬も２週間しかくれなかったのだが、新聞で読んだら３週間分もらったほうが処方箋分得だというから、そのように変えてもらっていたのだが、今日行った医者は、じゃあ４週間にしましょうね、だって。おいおい、今まで通っていたお医者は何なのさ。

それで、今までの医者は東京都だったけど、地元は川崎市なわけ。心電図、血液検査、レントゲンとか健康診断は無料なんだってさ。ふーむ、川崎市に１５年住んでいるけど知らなかったなあ。川崎が東京よりサービスがいいなんて思いもしなかった。そういうわけでその新しいお医者が勧めるので次回やることになった。もう私の頭には血液検査の数字なんか頭に入っているんだけどね。

それで、地元の駅の周辺でランチしようと思って、フラフラと地元の商店街を歩いたんだ。いつも車だからめったに行かないんだよ。驚いたなあ。昭和レトロかよ、って感じ。本屋も靴屋も洋服屋も昔のままの店だよ。驚いてしまった。ところが驚きはもっとあったのである。医師の数は人口当たり７カ国で日本は最低となっているけど、首都圏だけは違うわけだよ。歯医者なんてコンビ二より多いのだし。あるわあるわ、びっくりした。歯医者と医院ばっかりあるんだ。ありゃ、大変だなあ経営。すごい競争だよ。何とかクリニックだらけでさ、薬局まで駅の近辺に５軒もあるんだよ。小さな街ビルなんか、５階まで全てお医者だったよ。

まあ、今日の新しいお医者は気が合いそうだ。今までのは、私も彼も愛想がないんだから何とも雰囲気悪かったね。そういうわけだが、地元のラーメン屋高くて美味くねえ。駐車場の隣の麺食いはつぶれてしまったみたいだ。どこも競争大変だね。そういう変な一日であった。

欧州の利下げを期待していた向きが多かったとは笑止千万。ドイツ人のメンタリティーを知るべし。株式市場が次第に落ち着いてきたので為替相場も多少は安定するかもしれない。ただ、それもそんなに長く続かない平穏な相場だろう。久しぶりにこの日の晩は静かな相場展開。また、早朝にドタバタやるのかも知れないが。

ところで、自民党の有志たちが、株価対策を提出したって？私のと比べたまえ。私の案のほうがはるかに効果的ではないか。（１月２５日。金曜日。初天神の日。）

時事評論家・増田俊男氏、１６億集め破たん…投資家告訴へ：この記事を見た時、えええ、またあ、と唖然で口をポッカリ。よくまあ、これだけ騙される人が多いのか驚く。実際には２００億円らしいね。彼の顔を見ると、城代家老みたいだし、私の顔は長屋の傘張り素浪人って感じだから、人々が彼になびくのも変に納得するのである。赤いジュータン戦略に人々はひっかかる。このケースではやたらと執筆本が多すぎることだろう。宣伝が実にうまい。

私は、友人から昨年相談をされた。そして、以前からどうも胡散臭いと思っていたので反対し、彼はお金の引き出しに成功した。その後も金集めをやっていたのだそうだ。その友人の話によると、数人で金融庁に訴えでたのだが、知らん振りだったそうである。これは、ちとひどいと思うのである。なんとこのサン何とかという企業群はグループになっているではないか。サンラ・ワールドは投資顧問業【関東財務局（金商）第７４９号】の許可もあるので他社と違いやる気になればやれました、と彼は語っていた。　このグループは為替仲介の会社も持っているんだね。しかし、私が投資顧問やっているときは、看板のサイズが小さいことまで論評したくせに、こんな大物を取り逃がしているの？それにしても、パラオに信託銀行？何度か行ってるけど、そんなの見たことなかったなあ。

さ、これで再び、何か法律作るよ、多分。やってられねえなあ。おっと、言葉遣いを直さないと、彼のようにお金は集まらんぞよ。　　　　　　　　　

朝１０７円台や１５７円台を買い仕掛けした連中に感謝したいね。ＮＹが引けまで異常に重たかったから、まさかそんなところまで買ってくる連中がいるとは思いもしなかったね。後は夜中までひたすらズルズル。いまだにドルを買いたがる人が多いので驚くよ。金利あれだけ下げていて金利差なんて知れているし、あれだけ経済にトラブルを抱えているのに、やはり過去のトラウマなのかねえ。

さて、下げの止まらない株式市場、活性化提案第４弾。民主党がガソリン税のことでうるさいから、自民党はですね、新しい提案をすると宜しい。株を買いましょう、全国キャンペーンとうたって、女優勢ぞろいで頭を下げさせる。株を買うと、ガソリン税おまけしておくよ割引券を進呈。よく、為替の会社とかやってるじゃん。今口座開設すると何かプレゼントってやつ。あれをほしいだけで口座を開く連中がいるのだそうで驚いたが、なーーに、政府自ら手を染めましょう。しかし、全然取り上げてくれんね、政府は。取り上げない限り下げ続けるからね。（１月２４日。木曜日。初地蔵の日。）

いやあ、ユーロはすごかったなあ。７年ぶりの動きだった。弱い通貨が金利まで下げるとどういうことになるのかテストしたような感じ。円人気一服は仕方ないだろう。戻りもなくやってしまったからね。

昨日、ラジオつけたら、国会討論をやっていた。頭にきてしまったよ。聞くほうも聞くほうだが、答えるほうも答えるほう。首相、まじめにやってよ。何が上州はかかあ天下だ。女はしんが強くて忍耐強い。まあ、男女力あわせて頑張って生きたいと思うとか言ってたよ。金融証券市場がドタンバタンになっているのに、何を能天気なと思ったよ。しかも終わったら拍手だよ。ああ、私も政治家になりたい。

全然真面目に対策を打たずに、また日銀に責任を押し付けようとしているので、株式市場回復提言第３弾。個人情報保護法は一時停止。銀行と郵便局は証券会社に顧客リストを提出されたい。中味は定期預金をやっている名簿だ。そして全国の証券マンは電話をしまくる。金融庁特別認可の営業コール。銀行には手数料と詫び状を出す。電話して、何々さん、いまどき定期預金ですかあ？金利０．３０％しかついてないじゃないですか。いい話があるんですよ、旦那。ここに年利３％以上の株式銘柄のリスト、年利４％以上の銘柄リストがありますから、これをごらんになって株買っておきませんか？実は、これはお上の命令なんですよ。首相は７０歳越えておられるのでご自分で株式投資の口座を開けられないんですよ。旦那が買うと、首相から表彰状と盾が贈られますよ。あ、それから、言い忘れましたが、今から買う株の相続税はまけとくぜ、と国税庁が言っております。

まあ、このくらいやらんと相場戻らんで。上州のかかあ天下の話なんかどうでも宜しい。（１月２３日。水曜日。普通の日。）

げに恐ろしきは円相場と株式市場。メルトダウン的。円キャリーについては、以前から申し上げている通り、逃げ場はないと思う。上がっても利食いをしない、下がったら放置の癖は抜けないだろう。初心者の儲けは円安によってもたらされたものであって、初心者の時に覚えたことは頭に刻み込まれている。下がったら放置でも構わないが、相場には底が抜けるということがあることを知っておくべきだろう。この後は、仕組債で過去に何度か大儲けしてきた人たちの抹殺劇がいつから始まるかというところ。葉は緑濃し、そして紅葉となる、そして散る。月も同じ。満ちれば欠ける。

株式相場復権第３弾の提案：第１弾も第２弾も政府は無視しておるね。なめてるからだよ。政権は選挙負けるよ、この下げを放置して置いたらね。日本中の機関投資家に告ぐ。株を買っても、金融庁に一切報告は無用。売ったら、即日報告。売買益は今年は無税。国税に強制協力圧力。中国ひっかかったね。国の運用なんてそんなもんだよ。アメリカ人のほうがうわて。（１月２２日。火曜日。満月。）

国家予算：大正１０年。海軍予算は国家予算のうち３４％、陸軍予算とあわせると軍事予算は４２％。ところで、今本を読んでいるのだが、日本海軍と英国海軍の関係の緊密さは相当なものだったみたいだ。例のインド洋での自衛隊の最初の給油の時、イギリス海軍から、外務省に入電あり、給油感謝す、日英同盟１００年記念、とあったそうである。アメリカの横槍で日英同盟はなくなったようだが、英国海軍なければ日本海軍はなかったとも言える。

日本の航空隊のすばらしい技量も、英軍のパイロットであるセンピル大佐のスパルタ教育の賜物といわれている。大佐はその後、大親日家となり、日本の復興を手伝い、戦後日本から勲章も受けている。シナ事変で日本の飛行機８機対中国の１２機（英国製）が空中戦となり、１２機のうち８機を撃墜したのだそうだ。当時渡英した海軍中将は恩師センビル大佐に謝罪をしようとしたが、大佐は自分の教え子たちがかかる戦果をあげたのは、無上の喜びである、と述べている。そして、孫の話によると、真珠湾攻撃の成功を知り、大佐は、日本海軍のポテンシャルの高さに驚愕したのだそうである。それもそのはずで、大佐が特訓を始めたとき、日本海軍でまともに飛行機を飛ばせるものなどほとんどいなかったのだそうである。

ひどい相場だった。全てが往来。アメリカの対策は騒がれすぎて、期待されすぎたようだ。笛吹けど笛鳴らず、誰も踊れずって感じ。それにしてもポール損財務長官はちょっと変だね。「緊急事態ではない。ただ差し迫った必要性はある」全然ぴんと来なかったよ。あの人、サブプライムの問題が最初に出たとき、たいしたことはないみたいなことを言ってた。よく覚えている。私はちょっとしてちょっと、と思っていたから、どうも感覚が変だなあと思ったからね。このニュース見たとき、こりゃアカンと思った。

さて、好評の株価対策第二弾。日本もシンガポール、中国、アラブのように国家的に運用を目指すべきだと騒いでいる連中がいるよね。私はそんなことする必要ないと思っているのだが、そんなに運用したいなら、以下の提言。大日本帝国ファンドの設立。外貨準備の半分のドルを売り払う。それで日本株を買う。どれを買うかは、毎朝、天皇陛下に、陛下のひらめいた銘柄コードを言って頂く。それを毎日やり、日本株を買いあさる。日本国民には長期間ふざけた預金金利しかあげなかったから、申し訳ないとして、買いあさった株を３割引で売ってあげる。ただし、市場ではすぐに売らせない。そして日本政府は外人に変わって、株式市場を席捲する。政府や司法関係は外人が日本株を占有するのを好んでいないから良いのである。そして、外貨準備を大量に売ったから、その結果の円高が大きく進んだら、今度は日本がアメリカの銀行を買収するのである。そして、それは結果的にアラブや中国のやっていることと同じようなものになる。皆幸せ。どうだ、大学教授には描けない対策だろうが。（１月１９日。土曜日。トークの日。）

どれもこれも往来ばっかりとなった。円も株も戻らない地獄沼。日本株の弱さを跳ね除けるために、金商法の改正をすべし。なんでも７０歳以上の人が株を買うには、近親者の同意が必要なんだって？理由は判断力に問題があるからだって？おいおい、だなあ。判断力が鈍っている人が首相なわけ？そういうわけで、首相は怒りくるって、１００歳以上に法律改正を言明した、なんてことはないか。但し、７０歳から９９歳までの高齢者は全員、日本株をどれでもいいから買う事、なんてね。（１月１８日。金曜日。初観音。）

「社長、あなたの財務感覚はここが足りない」実業の日本。長尾数馬著。１５００円。煽るようなタイトルの本はあまり好きではない。おそらく著者がつけたのではないのだろう。なんだか、題名を見て、私は、ギクッとしたのである。うん？これって俺のこと？って感じ。中味は７５編に分かれている。全ての項目で２ページにまとめている。結論から行くと社長という肩書きをもっている人は読まなければならないだろう。理由は、この歳になっていまさらそんなこと聞けないとかいうようなものがわかりやすく書かれているからだ。また、知ったかぶりしていたこととか、絶対に知っておかなければならないこととか、そういうことがほとんど網羅されている。来月、税理士に会ったときに、偉そうに昔から知っていたような顔をしながら、説教たれてやろうなどと考えているのである。

荒れまくっているねえ。活況な相場はいい。ロングでもショートでも何でもできる。いつものジメジメした梅雨のような相場展開でないことが喜ばしい。今後とも私の睡眠を削ってくれたまえ。株式市場の解説がマスコミをにぎわせているけど、そんなの去年の夏から言ってるよ。外人にブルドッグソースぶっかけたのが全て。いやなら、外人たちに牛耳らせるような株式市場にしておいたのは誰？（１月１７日。木曜日。よくわからない日。）

シティバンクの四半期損失２兆５０００億円。２５０００００００００００円。しかし、どうやったらこんなぶったまげるような損を出せるのかねえ。金融工学博士なる連中は全員、大学に戻して再試験。儲かっていた頃、散々ボーナスを払って大盤振る舞いをしていたのだから、今度は行員たちから、上納金をもらったらどうか？しかし、すごい時代になったなあ。私の銀行時代には考えられないような各銀行の損失だ。

ズルズル３人組ードル円、日経、ポンド円。円キャリー最後の砦はユーロ円。この頑強な城が炎上する時が、終末行進曲。金が落ちたのを久しぶりに見た。１０００ドルは当たり前のように語られているから、多分そうなるのだろうが、一気にやりすぎの感あり。（１月１６日。水曜日。やぶ入り。）

ニミッツ元帥：彼が尊敬していたのは東郷元帥。海軍少尉候補生の時に、遠洋航海で東京に来て、東郷元帥の講演を聴いたらしいね。それから私淑していたそうで、巡洋艦艦長でマニラに居た時に、東郷元帥の訃報を聞いて、葬式にも参列して棺につきそって歩いたのだそうだ。天皇の戦犯問題でも二ミッツ元帥の助言によるところ大だったようだ。それにしても昭和１０年以前の明治、大正の頃の日本の提督のファンは海外で多い。その意味でも今度、坂の上の雲をテレビでやるらしいので楽しみにしている。

恐れ入谷のワンウェー。ドルとポンド叩きが収まらないね。今回の１０７．３７とか２１０．７７なんていいところまで来たような気がするのだが、市場は疑心暗鬼。先週の戻り相場が１１０．１３と２１７．３３までというのは驚きだったね。相場は完全に壊れているから底値は全然見えない。いつも戻り幅をチェックするのだが、東京の株が上がったときにどの程度戻れるのか試金石だ。結末は何があっても同じで、最後は↓だろうけど。（１月１５日。火曜日。小正月。）

ローマ帝国：お正月の４時間？番組。見た人も多いと思うけど、あれ、結構良かったね。ああいうのはＮＨＫしかやれないものだと思っていたが民放もできるね。ローマの盛衰の知識はあるつもりだったが、全然駄目だった。初めて知ったことも多かった。ローマ関係の本は長いからちょっと敬遠なんだけど、司馬遼太郎のも長いから同じようなものか。読んでみるかなあ。それから、物まねが今流行りらしく、先日テレビ見たが、私はおじさんなので、今の流行の人を知らないわけ。だから物まねしているといっても、誰の物まねなのかわからないのですぐにチャンネル変えた。

年明け以降、ろくな金融経済ニュースが入らない。良いニュースもかき消される。恐ろしいほどの閉塞感。円相場と株式市場の連動性はますます薄くなってきているようだ。今執筆時ダウはー２４２だが、ドル円は１０８．９０と動いていない。その前の日は、＋１９０まで行っても３０銭しか上がらず、＋１１５になったら元の値段に戻っていた。市場は次第に別な動かす材料を探し出すだろう。（１月１２日。土曜日。寒くなる日。）

真珠湾攻撃総隊長の回想ー淵田美津雄自叙伝（講談社）２０００円近い本だが、その価値はある。ハワイ奇襲の３６０機の大編隊を率いた隊長である。映画トラトラトラでは、田村高広が演じていたので覚えておられる人も多いだろう。帯に書かれているのは、あの戦争はなんだったのか。真珠湾攻撃の総指揮官として太平洋戦争の期間、武勲を誇った海軍軍人。その心中では日本海軍の欠陥に早くから気づいていた。戦後はクリスチャンに回心、伝道者としてアメリカを回る。歴史の真実と個人の煩悩とを正直に明かした異色の回想記。史実の書き換えを迫る貴重な書であるとなっている。

私の印象は、数奇な人生という一語だ。結構な数の戦記物を読んできているが、今までの本とはまったく違う。前線にいた人ならでは話が多く、知らないことも多かった。山本元帥を凡将ではないかと疑っているところなど興味深かった。真珠湾攻撃が終わった後、機動部隊はインド洋まで遠征し、英艦隊を撃滅させたりしているのだが、それからウロウロとソロモンのほうに行ったりして、ミッドウエー海戦までの半年が私にとっては不可思議な時期だった。ラバウル空襲など、爆弾を落とす相手もいなかったのだそうだ。こんな道草を食っていていいのだろうか？と彼は疑問を投げている。私が思ったとおりのことを彼も当時思っていたのである。彼は、真珠湾の後、米空母群を見つけて、撃滅すべしと考えていたし、南雲長官に対する不満が書かれている。真珠湾の後、すぐに米西海岸を攻撃すべきだったと述べている。米軍が萎えているときに一気に米国民の戦意を喪失させるべく攻撃続行をすべしと疑問を投げかけている。

アメリカの東京初空襲の日本の軍部に与えた衝撃の大きさも書かれていて、それがその後の作戦の失敗につながっていくことなども書かれている。彼は日本海軍の提督たちは凡将が多いとしている。勝負度胸に乏しい、しつこさがない、歳をとりすぎて経験が邪魔をして石橋を叩いて渡る、勝てる戦を前にさっさと引き上げた南雲提督やソロモン海戦の三川提督などを批判している。若返りが必要として海軍大臣に談判にまでいっている。

まあ、そんな調子で読み飽きない。彼は戦後クリスチャンの牧師になるわけだが、あれだけの数奇な運命を歩めば誰でも宗教に入っていくだろうと思う。私は今までどうあがいても絶対にどっちみちアメリカにはかなわなかったという考えだったが、勝てたかも知れないと、この本を読んで初めて思った。もちろん、山本元帥の想定したアメリカ人の戦意喪失ー和平交渉が成功したと仮定しての話ではある。

夜まで誰もやる気などなかったのに、トリシェとバーナンキの両親分のコメントで為替も株も急変動。ドルとポンドは凋落の一途。円はとぼけているが、いつ火薬庫に火がつくかわからない状態。株式のコメンテーターたちに問いたい。ダウが落ちたから連動安？ダウは反転上昇したのに日経は売られ続けた。円高だから日経は弱い？１１０円になっても日経は売られ続けた。今度はなんて理由をつけるの？

政治家はいまだに何も決定できずに時間を潰している。福田首相に別に文句はなかったのだが、消費庁？なんだっけ？食の安全云々で役所を作るって？おいおい、教科書に書いてあるような事しないでよ。行政は、存在するだけで肥満し続ける。農水大臣が反対したのがせめてもの救い。そんなことに税金使わないでよ。金融詐欺も含めて、警察と検察に任せておけばいいじゃんか。（１月１１日。金曜日。鏡開きの日。）

ドイツの経営者、職場での禁煙求めた従業員を解雇
ドイツにある従業員数１０人のコンピューター会社の経営者が、職場での禁煙を求めた部下３人を、秩序を乱す恐れがあるとして解雇した。ビューズムにあるこの会社の経営者がハンブルクの地元紙に語った。記事によると、同経営者は「たばこを吸いながらの方が仕事がしやすい。それに最近はみんな喫煙者をいじめるから、その仕返しだ。これからは喫煙者だけを雇用する」などと述べた。同国では今月１日にレストランや酒場での喫煙禁止令が施行されたが、小規模な事業所での喫煙は許されている。

ひどいマーケットだなあ。１１０円台にも乗せられないとはね。ポンドなんてまた２１３円台だよ。恐ろしく弱い。ユーロ円も風前の灯火？いくら株価と連動と言ってもなあ。いろいろ国内の論調を聞いていると、円高を受け入れるような雰囲気になってきたね。次にクロス円が崩れる時は、ドル円は一蓮托生で１００円割れなんだろうなあと感じる。（１月１０日。木曜日。１１０番の日。）

昨日の危険運転致死傷罪がらみの判決には、世論は騒がしかったね。だからあ、司法連中と一般世界とは遊離しているんだよ。裁判員制度なんてどうすんだろねえ。３人も子供を殺されて、判決が７年ではそりゃ皆怒るよなあ。正常な運転が困難なほど酔っていたかどうかの証明？３人殺すくらいの事故ならば、困難と一般は考えるんだよ。まあ、こういうのは冤罪を生むからむずかしいのはわかるのだが、１００％の人が、あいつが犯人で、結果はどうなったのか、それを知っているわけだよね。冤罪も何もないよね。そういうわけで私も世論にジョイン。

１月７日から東京が出揃ったら、突然、為替相場は年末年始相場が終わり、いつもの難解な相場に逆戻り。株式市場に翻弄されている。円キャリー復活してくれないかなあ。上がってくれたほうが売りやすい。まだ下値を叩きたい気分ではないから。（１月９日。水曜日。ポカポカの日々、いつまで？。）

国会参考人招致：あの昨日の顔みたいな人、防衛次官、彼の答弁の時、思ったけど、秋山という人の答弁でも感じたなあ。ほとんど否定でしょ。以前テレビ見ていたら、アメリカ人みたいに、アナタハカミニチカイマスカアってな宣誓みたいのをやっていた。キリスト教じゃないから、日本では宣誓方式を変えたほうが良いのではないか？アナタハウソツイタラエンマダイオウに舌抜かれますが良いですかア？なんて風にね。防衛次官のその後の展開が、国会答弁とぜんぜん違ってきているから、なんだあ、あれは、と思っているわけ。

それにしても円がらみは頭が重い。多少は円安に戻ると読んでいたが、あまりに円買いの圧力が強いので驚いている。相変わらず株に沿って動いているが、やはり以前ほどの連関性を感じない。ポンドは何とか売り圧力をかわしているが、いつまで持つのか？次はオージーが狙われるのだろうか？株？あきれながら打診買いをしておるよ。今年は弱いままだろうけどね。東証と金融庁はオペック詣でをしたほうが良いのではないか？（１月８日。火曜日。初薬師。）

最近、厚生省だか、社保庁だか？が民間に委託して、年金を払っていない人や一時未納者たちに連絡をさせているようだ。日曜でも電話がかかってくるし、聞いたことがないような名前のところが年金だとか払えとか言ってくるものだから、皆が皆新手の詐欺と思うようである。まったく、どうしようもないね。テレビで放送しなよ。松下とかやってるじゃんか。一般の人の認知度が低いものだから、誰も彼も詐欺と思うようで、役所に電話して初めて本物だとわかるようだ。大体、社保庁なんか５時になると皆帰宅のタイムスタンプを押すのに並ぶのだそうだが（本当か知らない、新聞に書いてあった）、ただで１０時まで残業しなさいよ。民間でそんなことやった組織が９時ー５時の勤務なんてありえないよ。それで民間に委託して税金使うわけ？冗談みたいな話。それでもって、思ったんだよ。絶対に新手の詐欺が出てくるよ。本物が詐欺と思われる時代だよ。おれ、しーーらない。

誰だっけ？米経済はこれ以上落ちないとか、実体経済に影響はあまり出ていないとかいろんな事言っていた人たちは？マスコミもいかんのだよ。その時々の状況によってコメントさせるやつをとっかえひっかえで替えるから。今年は良くないんだよ。もともと米経済に今まで影響が表面化しなかったほうがおかしいのだからね。ＦＥＤの連中にもそんなのがいたね。

それにしても日本株の姿はおぞましいなあ。利回り４％台の株が叩き売られる姿は異様に見える。その裏で、パキスタン、バングラダッシュなどを組み込んだ投信がガンガン売れている。何か変だよ、この国の投資家たちは。政治家たちは討論ばっかりやっているし、何も議案は通らないし、どうしようもない人たちだ。議員の数ばかり多いから烏合の衆。船頭多くして云々。税金なんか上げるなよな。防衛予算５割カット。今の自衛隊は戦争できない軍隊。

円相場も今の状態が続くとも思っていない。いずれ小幅にせよ円安にある程度戻す。だが、問題はそこからだね。根が深そうだ。（１月５日。土曜日。初どようび。）

昨日、日経の批判をしたけど、読売新聞まで同じようなことをやっていたので呆れた。二番煎じだからもっとひどいね。日経が元旦から円の特集を組んでいるが、私が２−３年前から言ってきていることだ。日経が金融、証券のオピニオンリーダーと自認するならば、もっと早く扱うべきだったと思うね。今の円安なんか国辱的だと思っているし、いろんなランキングの日本の地位低下なんか円安のせいだと思っているから、たいして興味ないよ。

いくら年末年始相場とは言え、突然の１０８円もやりすぎだなあ。もともと１１４円台なんてショバ代の高いところに長い間いたのだから、こうなるもの致し方ないと思うのであるが。ポンドの凋落振りがすさまじいね。ポンド円の２１３円もすごいなあ。先日まで２３０円とかやってなかったっけ？実力以上だったってことだね。今後何度も戻ろうとするだろうが、相場は完全に壊れてしまっている。（１月４日。金曜日。三が日終わりの日。）

日経新聞が新年になると大手企業の社長たちの予測見たいのを毎年出すね。ほとんどまじめに読んだことないんだけど、今年は読んで呆れた。揃いもそろって面白くもない株価の予想と為替の予想。あれは日経がいかんのだよ。大手の社長たちにあんなことを聞くほうがおかしい。何かあの企画は意味があるのかね？？